TORRES

スペイン/カタルーニャ

“地球を大切にすればするほど、ワインはより良くなる”、そう考えるトーレスは、CO2排出量の削減による地球温暖化への影響緩和を目的とした「トーレス&アース」プロジェクトを2008年に立ち上げました。ボトル1本あたりのCO2排出量を2030年までに60%削減し、2040年までに実質ゼロ排出ワイナリーとなることを目指しており、その革新的な取り組みはワイン業界における温暖化対策のリーダーとして世界的に名を馳せています。

※ミゲル・トーレスSAによるすべてのワイナリーが対象。

サステナブルな取り組み例

CO2排出量の削減

トーレスでは、本拠地となるカタルーニャ州ペネデスのワイナリーで消費するエネルギーの50%を占める再生可能エネルギーを自社で生成しています。加えて電気自動車を増やし、カーシェアリングを実践するなど、持続可能なモビリティを目指しています。ボトルの重量を削減するほか、ペネデスでは、発酵段階で生成されるCO2を回収し、バイオマスとして再利用しています。クリーンで環境に配慮した技術と産業プロセスを採用し、持続可能なブドウ栽培を実践しています。

30,000㎡に及ぶ太陽光発電パネル付きの物流倉庫

水利用効率を高め、水に関わる生態系を保護

発酵中のタンクの温度管理には雨水を使用するなど、水の再利用や使用量の削減に努めているほか、貯水池を建設し、森林再生を図っています。ワイン造りに欠かせない水と、水に関連する生態系(森林、山、湿地、川など)の保護と回復に努めています。

灌漑のために作られたマス・ラ・プラナの雨水貯水池

古来品種の復活と畑での取り組み

トーレスでは1980年代から高温や干ばつに適応可能な、絶滅の危機に瀕した貴重な古来品種の復活に力を入れています。ペネデス地方に中世より伝わる古来品種モネウとテンプラリーニョ、ガルナッチャをブレンドして仕立てた「クロ・アンセストラル」など、歴史と伝統、多様性を反映しつつ、気候変動にも適応したワイン造りを進めています。また、気温上昇によるブドウ栽培への影響を軽減するため、植栽の間隔や仕立ての高さなどブドウの成熟を遅らせるための栽培方法を導入し、ブドウ畑を気温変化に適応させています。加えて、将来を念頭に置き、ピレネー山脈の標高970mにある畑での植樹を実験的に開始するなど、新しい環境で高品質なワインを造るための様々な取り組みを実践しています。

標高970mに位置するピレネーの畑

ジャクソン・ファミリー・ワインズとIWCAを設立

2019年、トーレスと米国カリフォルニアのジャクソン・ファミリー・ワインズは気候変動に対処する国際的なワイナリーグループ(IWCA)を共同で設立しました。現在11カ国140のワイナリーからなるこのグループは、ワイン業界におけるCO2排出量削減をはじめとする環境問題に取り組んでいます。国連が支援する気候変動対策加速のグローバルキャンペーン「Race to Zero(ゼロへのレース)」のパートナーとなっており、2050年までにグループワイナリーの実質ゼロ排出達成に取り組んでいます。

IWCAのホームページ
https://www.iwcawine.org/

タイム誌“世界の気候変動のリーダー100人” に選出

タイム誌が2023年に発表した“世界の気候変動対策を主導する最も影響力のある100人”の1人として、“イノベーター”カテゴリにおいて4代目ミゲル・A・トーレス氏が選ばれました。IWCA設立にトーレス氏が関与したことと、共同研究プロジェクトを通じた環境持続可能性への取り組みが高く評価されました。

“世界の気候変動対策を主導する最も影響力のある100人”の1人に選ばれたミゲル・A・トーレス氏
その他の生産者も見る

アンティノリ

オーガニックなブドウ栽培に加え、エネルギーの使用を抑えたワイン造りなど、幅広い角度から環境に配慮した取り組みを実施しています。

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド

環境に配慮した栽培技術や、再生可能エネルギーの導入など、高い品質を維持しながらイノベーションとサステナビリティの両立を実現しています。

ガヤ

気候変動に対応する“新しいバランス”を見出そうとするガヤ。畑本来のポテンシャルを引き出すための様々な取り組みを実践しています。

ルイ・ロデレール

代々受け継がれる偉大なテロワールの表現を追求し、未来を見据えた革新的なシャンパーニュ造りを行っています。

モンテス

ブドウ栽培などの環境への対応のみならず、ワイナリー周辺地域に対しての慈善活動など、広い視点でブドウを取り巻く環境を見つめています。