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自分の進む道をじっくり考え、これだと選んだのは、
ワイン文化を伝える仕事

大学でフランス語とフランスの歴史・文化を学び、卒業論文はナポレオン3世をテーマにした近谷。就職活動の際、アルバイト先のイタリアンレストランでワインに触れていたこと、フランスへ短期留学したこと、などを考え併せたとき、ワインで文化を伝える仕事こそ、自分がやりたいことかもしれないと思い、ワイン関連の会社に絞った。エノテカに決めたのは、ワインのプロ集団という雰囲気を感じ、自分もその一員になりたいと思ったからだ。内定後、池袋東武店での研修に入った。


ワインをコーディネートするという仕事の奥深さを
現場の接客を通して、身をもって知る

近谷は、研修でワインを販売するという仕事の奥深さを知る。「接客で目標としている先輩がいて、その先輩はお客様との会話からお好みのワインを提案して、お客様も満足した様子で帰られていくんです。研修前は、販売の仕事の面白さをまだ知りませんでしたが、その光景を目の当たりにして、この仕事は単なる販売の仕事ではない、とてもやりがいのある仕事なんだなと感じるようになりました」と話す。4月から本配属となった広尾本店はワインに詳しいお客様が多く、知識不足で答えられないこともある。「 13種類ものぶどう品種をブレンドして作っているワインがあるのですが、当時、その品種をきちんと説明することができずお客様に『わかる人に代わって』と言われたときは泣きそうになりました。でも、エノテカのスタッフであれば、知っていて当然のことだったと思います」と振り返る。

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一人でも多くのお客様に美味しいワインを提案し、
ワインの文化を伝えていきたい

今日答えられなかったことは今日中に覚えると決め、往復の電車内でも勉強した。そうした努力が実り、半年後には店内のバーを任された近谷。接客や電話の対応、担当する棚の整理や在庫チェックのほか、バーのお客様へのワインを提供する。バーメニューも価格や味わい、地域などのバランスを見ながら、近谷が考える。「ワインを提供する仕事は、土壌や生産者の話などワインの文化をお客様に伝え、お客様が持ち帰ったワインを食事と楽しむことで食文化も豊かにする。文化の橋渡しをする仕事だから嬉しいし、楽しいのだと思います」という近谷。ワインの提案を通して、ワインの普及に携わるワインコーディネーターとして、自らのスタイルを確立しつつある。